【業績でみる株価】ルネサンスは06年高値に接近、18年3月期も増収増益・連続増配予想
- 2017/5/23 11:52
- 業績でみる株価
フィットネス業界の大手であるルネサンス<2378>(東1)は、スイミングスクールの好調などで18年3月期も増収増益予想、そして連続増配予想である。株価は06年の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■18年3月期も増収増益、そして連続増配予想
17年3月期の連結業績は、売上高が16年3月期比2.2%増の444億49百万円、営業利益が同15.6%増の36億82百万円、経常利益が同19.8%増の35億12百万円、純利益が同28.5%増の19億69百万円だった。
国内施設の会員数はフィットネス部門合計が同1.0%減だったが、スクール部門合計が同3.5%増と伸長した。特にスイミングスクールが同6.9%増と好調に推移した。なお既存クラブは同2.7%増収で、3月末会員数は同1.9%増加した。
18年3月期の連結業績予想は売上高が17年3月期比6.0%増の471億円、営業利益が同8.6%増の40億円、経常利益が同8.2%増の38億円、純利益が同11.7%増の22億円としている。配当は年間31円で連続増配予想だ。
既存クラブでの在籍会員数の拡大に加えて、新規出店も寄与して増収増益、そして連続増配予想である。所属する競泳選手(池江璃花子選手や持田早智選手など)の活躍もあり、20年東京五輪に向けてスイミングスクールの好調が期待される。
■株価は06年高値に接近
株価は3月高値1945円を突破して年初来高値更新の展開だ。そして5月22日には2043円まで上伸し、06年7月の上場来高値2390円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなり、16年夏を起点とする長期上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)