【株式評論家の視点】キャリアインデックスは掲載求人数70万件を突破、連続最高益更新見通し

株式評論家の視点

 【株式評論家の視点】キャリアインデックス<6538>(東マ)は、インターネットを活用した集客プラットフォームの運営を行っている。主な運営サイトには、転職・求人情報のポータルサイト「CAREER INDEX」を始め、アルバイト・派遣情報のポータルサイト「Lacotto(ラコット)」、ファッション・アパレル業界の転職求人情報サイト「Fashion HR」、資格・習い事の総合サイト「CAREER INDEX スクール」がある。

 5月25日に同社が運営する転職サイト「CAREER INDEX(キャリアインデックス)」の掲載求人数が70万件を突破したと発表。「キャリアインデックス」は国内の大手転職サイト等の求人情報を、ネットワークする転職サイトで、提携する各サイトの情報を横断して検索・閲覧できるだけではなく、登録・応募までをワンストップで完結できるのが強みとなっている。有効求人倍率が高止まりする中、企業の採用活動は引き続き活発な状況で、求職者・提携サイトの要望に応えるため、より良いサービスを提供している。

 前2017年3月期業績実績は、売上高17億0300万円(前の期比31.2%増)、営業利益4億4600万円(同91.7%増)、経常利益4億200万円(同98.2%増)、純利益2億8500万円(同88.6%増)に着地。売上高と営業利益は過去最高を記録と好調。

 今18年3月期業績予想は、売上高は21億5200万円(前期比26.3%増)、営業利益6億0600万円(同35.8%増)、経常利益5億9300万円(同28.3%増)、純利益3億5200万円(同23.7%増)を見込む。

 株価は、3月24日につけた年初来の高値1854円から4月13日に年初来安値1320円まで調整を挟んで5月22日高値1710円と上昇。その後、モミ合っている。「働き方改革」のもと、地方の活性化にともなう雇用の創出、女性・若者・高齢者といった幅広い人材の雇用が見込まれているが、データベース活用と課金機会の増加に加え、首都圏中心から地方求人サイトへ規模拡大、掲載誘導以外の代理店対応・コンサルティング等マーケティングソリューション事業への進出により、成長が続くと期待される。連続最高益更新見通しで、25日移動平均線がサポートしており、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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