日本電気硝子が米社の事業買収など好感されて高値に接近

株式市場 銘柄

■第1四半期の営業利益53%増加など業績好調

 日本電気硝子<5214>(東1)は29日、大きく出直る始まりとなり、取引開始後に777円(25円高)をつけて2012年以来の高値782円(17年5月1日)に迫っている。26日、米化学大手のPPGインダストリーズ(PPG Industries.Inc、米デラウェア州)のガラス繊維事業を買収すると発表し、期待が広がった。

 買収額は約5億4500万ドル(約600億円)。自動車向けの樹脂強化ガラス繊維などを強化する。PBRが0.7倍前後で、純資産をもっと有効活用できる銘柄との見方があるため注目されている。第1四半期(2017年1~3月)の業績は連結営業利益が前年同期比53%増加するなど好調だった。(HC)

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