メディカル・データ・ビジョンが上場来の高値、臨床分野などへの展開期待強い

株式市場 銘柄

■3月に医療ビッグデータ活用法案が閣議決定され最大手として注目強まる

 メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東1)は29日、10時を過ぎて2400円(147円高)台に乗り、2日ぶりに上場来の高値を更新した。医療ビッグデータ関連サービスの大手で、引き続き、23日に、SMO(治験施設支援機関)事業などを行う株式会社コスメックス(東京都中央区)の子会社化を発表したことなどが好感されている。

 MDVが保有する大規模診療データベースは、2017年4月末現在で実患者数1821万人(国民7人に一人に相当)に達し、国内最大規模とされ、医療ビッグデータ蓄積のパイオニア。この3月に医療ビッグデータ活用法案「次世代医療基盤整備法案」が閣議決定されたことにより、同社を取り巻く事業環境が大きく拡大する期待が広がっている。このたびのコスメックス社のグループ化では、臨床治験関連の分野への展開を視野にとした(HC)

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