【株式市場】NY休場を控え材料株物色になり日経平均は安いがTOPIXなどは高い

株式

◆日経平均の終値は1万9682円57銭(4円27銭安)、TOPIXは1570.21ポイント(0.79ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億7453万株

チャート14 29日後場の東京株式市場は、今夜のNY市場がメモリアルデーの休日になるため様子見気分が漂い、前場上げたソニー<6758>(東1)が一進一退となるなど方向性の定まらない相場になった。日経平均はほぼ前引け水準の30円高(1万9720円前後)で小動きとなり、大引け間際に自動車株の一角などが下げたのに追随して小安くなった。ただ、TOPIXや東証2部指数、証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は高い。

 後場は、材料株物色が活発化し、サイバーエージェント<4751>(東1)がインターネットテレビで早稲田実業高校・清宮幸太郎選手の出場試合を生中継と伝わり一段高。井村屋グループ<2209>(東2)は今年の夏の暑さへの期待などから一段高。モバイルファクトリー<3912>(東マ)は東証1部への移籍と株式2分割などが好感されてストップ高。マークラインズ<3901>(JQS)は6月8日現在の株主を対象とする株式4分割が材料視されて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は少なめで12億7453万株(前引けは6億3995万株)、売買代金は1町7928億円(同9078億円)。1部上場2016銘柄のうち、値上がり銘柄数は933(同1114)銘柄、値下がり銘柄数は942(同708)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、その他製品、食料品、小売り、サービス、水産・農林、倉庫・運輸、化学、電力・ガス、陸運、空運、などだった。(HC)

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