東京計器は高値に迫る、F-15関連の受注など大型案件あり中期計画を延伸

株式市場 銘柄

■農機用センサー関連など順調に進めば収益に大きく寄与する見通し

 東京計器<7721>(東1)は30日、大きく出直って始まり、10時を回って7%高の268円(17円高)をつけて4月につけた年初来の高値297円に迫っている。29日付で、これまでの3ヵ年計画(2017年3月期から19年3月期)を2000年3月期までの計画へとローリングして発表。期待が広がった。

 2000年3月期の連結売上高の目標は630億円(17年3月期の実績は約414億円)、同じく経常利益は64億円(同13億円)。発表によると、19年3月期から本格的な量産が始まるF-15主力戦闘機用レーダー警戒装置の更新や、SH-60K哨戒ヘリコプター用の逆探装置などの大型案件を受注したこと、民需市場では、農業機械用センサー関連機器などの量産が計画通りに進めば、18年3月期以降から収益に大きく寄与する見通しになったとした。

 2000年3月期の予想1株利益も経常利益と同じ伸び率になるとすれば31円60銭になり、株価水準はPER8倍台に過ぎなくなり、割安感が一気に強まることになる。(HC)

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