【新規上場(IPO)銘柄】ソレイジア・ファーマは高値から23%下落、短期的にはリバウンド狙いの買いも

株式市場 IPO 鐘

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は、3月24日に東京証券取引所マザーズに上場。同社グループは、悪性腫瘍治療を目的とする医薬品の開発及び販売を主たる事業領域としているほか、悪性腫瘍治療薬の投与や放射線治療によって生じる有害事象(副作用等)を軽減し、悪性腫瘍に対する治療及び患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上が期待できる医薬品及び医療機器の開発及び販売も事業領域としている。世界の医薬品企業やバイオテクノロジー企業から優れた製品候補をライセンス導入し、国際共同治験を含む積極的な開発戦略によって迅速な承認取得を目指し、国内外の少数精鋭のコアチームメンバーを中心とし、高品質のアウトソーシングを最大限活用したハイブリッドチームを構築。日本及びアジアでの臨床開発を推進している。

 5月15日に発表した今2017年12月期第1四半期業績実績は、売上高300万円(前年同期2億円)、営業損益2億4300万円の赤字(同5500万円の赤字)、経常損益2億4700万円の赤字(同6000万円の赤字)、最終損益2億4100万円の赤字(同6100万円の赤字)に着地。同社グループは臨床試験の推進を中心とする、医薬品開発パイプラインの強化と事業化に注力。開発パイプラインに対し、研究開発活動では一定の成果を納めたが、経皮吸収型グラニセトロン製剤(SP-01)及びミトコンドリア標的アポトーシス誘導剤(SP-03)の開発費用等の先行投資が継続しているため、赤字幅が拡がった。

 今17年12月期業績予想は、売上高4億2300万円(前期比15.6%減)、営業損益17億8700万円の赤字(同4億6200万円の赤字)、経常損益17億9300万円の赤字(同4億9400万円の赤字)、最終損益が17億9800万円の赤字(同4億7400万円の赤字)を見込む。配当予想は無配を予定している。

 株価は、承認申請中のがん化学療法剤投与に伴う悪心・嘔吐の予防の貼り薬とがん化学療法が2018年以降上市を予定、承認申請中の放射線療法誘発性口内炎の疼痛緩和の口内炎保護スプレーも2018年以降上市予定を予定、第Ⅱ相臨床試験中(申請前最終試験) の再発又は難治性の末梢性T細胞リンパ腫の抗がん剤ダリナパルシンの適応拡大は2018年以降開発開始を予定しており、中長期的な成長が見込まれるとの期待を背景に5月17日に上場来の高値652円と上昇。今17年12月期第1四半期赤字幅拡大を嫌気し、上げ一服となったが、500円どころの下値圏に届き下げ渋る動きとなっている。目先は材料待ちといった感はあるが、高値から23%下落し値ごろ感はあり、短期的にはリバウンド狙いの買いも入りそうだ。(株式評論家・信濃川)

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