【業績でみる株価】ネクステージは3月の上場来高値を更新

 中古車販売の大手であるネクステージ<3186>(東1)は、東海地盤に全国展開を推進し、新車販売の拡大にも注力している。17年11月期連結業績は新規出店も寄与して2桁増収増益予想である。株価は市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除も好感し、3月の上場来高値を更新している。上値を試す展開が期待される。

■17年11月期2桁増収増益予想

 17年11月期連結業績予想は売上高が16年11月期比14.7%増の1000億円で、営業利益が同15.6%増の25億円、経常利益が同15.0%増の24億円、純利益が同12.5%増の15億円としている。新規出店、台当たり収益改善、新車販売の拡大などで2桁増収増益予想である。

 第1四半期(12月~2月)連結業績が前年同期比40.8%増収、23.4%営業増益、48.6%経常増益、54.5%最終増益の大幅増収増益だった。そして通期会社予想に対する進捗率は売上高が27.1%、営業利益が21.0%、経常利益が21.7%、純利益が23.6%と概ね順調な水準である。通期ベースでも好業績が期待される。

 なお5月10日に立会外分売を実施し、東京証券取引所および名古屋証券取引所から、市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)が解除された発表している。

■株価は3月の上場来高値に接近

 株価(17年4月1日付で株式2分割)は、市場第二部への指定替え猶予期間(株主数)解除も好感して本日6月1日は1631円まで上伸した。そして3月の上場来高値1610円を更新している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値を試す展開が期待される。(MM)

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