メディカル・データ・ビジョンが高値に迫る、大規模診療データベース大幅に増加
- 2017/6/2 10:35
- 株式投資ニュース
■5月末の実患者数1863万人、12月末から8%増加し国民7人に一人に相当
メディカル・データ・ビジョン(MDV)<3902>(東1)は2日、6%高の2618円(161円高)まで上げたあとも強い展開を続け、5月30日につけた上場来の高値2661円(株式分割など調整後)に迫っている。医療ビッグデータ関連サービスの大手で、1日、5月末日現在の大規模診療データベースを発表。実患者数が日本国民7人に一人に相当する1863万人となり、2016年12月末の1723万人から引き続き大幅に増加。注目が再燃した。
同社は医療ビッグデータ利活用の先駆者的大手で、蓄積してきた大規模診療データベースは国内最大規模とされている。この3月に、医療ビッグデータ活用法案「次世代医療基盤整備法案」が閣議決定されたことにより、MDVを取り巻く事業環境が大きく拡大する可能性が言われている。
5月29日付では、皮膚科に通う150万人のデータから生まれた乾燥性敏感肌用の高保湿プレミアムスキンケアシリーズ「KISOU」を7月1日に発売開始すると発表した。同社グループで後発医薬品や化粧品などの開発・生産を行うMDVコンシューマー・ヘルスケア株式会社が行い、こうした新製品の拡大が期待されている。(HC)