エフティコミュニケーションズの第3四半期業績は2ケタ増益であったことから、株価は1月15日以来の1900円台を回復
- 2015/2/12 07:38
- 株式投資ニュース
エフティコミュニケーションズ<2763>(JQS)の10日の引け値は、前日比43円高の1909円と1月15日以来の1900円台で引けた。場中に発表された第3四半期連結業績が2ケタ増益であったことが評価されたものと思われる。
今期15年3月期累計期間の連結業績は、売上高258億74百万円(前年同期比2.2%減)、営業利益30億18百万円(同16.9%増)、経常利益32億78百万円(同17.7%増)、純利益20億17百万円(同10.1%増)であった。
減収の要因は、前第1四半期までマーキングサプライ事業としてハイブリッド・サービス関連の売上が計上されていた影響による。
今期第3四半期累計期間は、市場ニーズにあった環境関連商材及び情報通信機器等の販売に向けた営業人員の採用及び育成を強化した。また、14年5月には大阪市に大阪コールセンターの新設や日本国内での成功事例を基にLED照明等の環境関連商材を販売する会社『FT Communications(Thailand)Co.,Ltd.』をタイ王国に設立する等、将来を見据えた投資を行っている。
同社の事業は、法人事業とコンシューマ事業の2事業からなる。
事業別の業績は、法人事業の売上高は219億35百万円(同19.2%増)セグメント利益29億39百万円(同14.1%増)と2ケタ増収増益。
コンシューマ事業の売上高は44億66百万円(同12.6%増)、セグメント利益2億81百万円(同27.4%減)と2ケタ増収ながら減益。
今期通期連結業績予想は、当初予想を据え置いている。売上高380億円(前期比6.0%増)、営業利益48億(同27.6%増)、経常利益50億円(同21.6%増)、純利益28億円(同5.5%増)と増収増益を見込む。