【銘柄フラッシュ】フォーカスシステムズなど急伸し鉄鋼株が軒並み高い
- 2017/6/2 17:05
- 株式投資ニュース
2日は、新日鐵住金<5401>(東1)が5.8%高となって大きく出直り、JFEホールディングス<5411>(東1)は5.9%高、神戸製鋼所<5406>(東1)は6.8%高と鉄鋼株が軒並み急伸。円安基調に加え、日経平均の1年半ぶり2万円回復などで、全体相場が高い局面では主力株が上げやすいとされた。また、一説には、米トランプ大統領が地球温暖化の防止に取り組む「パリ協定」からの離脱を正式に発表したことを挙げ、この動きが広がれば有利に働くと見て注目する様子もあった。
フォーカスシステムズ<4662>(東1)は2日連続ストップ高の20.7%高となり東証1部の値上がり率1位。日本マイクロソフトとサイバー犯罪の証拠データ分析の高速処理化に乗り出すとの発表が好感された。enish(エニッシュ)<3667>(東1)は昨日に続いて信用取引規制の解除が材料視されて大幅続伸しストップ高の20.6%高となり東証1部の値上がり率2位。光世証券<8617>(東1)は日経平均の2万円台回復により証券界が盛り上がる期待が言われて12.0%高となり、株価ひとケタ銘柄を除いて東証1部の値上がり率3位。
ピクセラ<6731>(東2)は2日付で発表した「IoT事業戦略の進捗状況について」が好感されて一段高となり10.3%高。ラオックス<8202>(東2)は中国・人民元が7ヵ月ぶりの高値と伝えられ、相対的な円安のため再び訪日観光客が増加するとの見方で出直りを強め4.7%高。
AWSホールディングス<3937>(東マ)は子会社が手がける医療データ分析ツールなどが材料視されてストップ高の23.01%高。モブキャスト<3664>(東マ)はスマートフォン向けサッカーゲームの中国版が5月25日配信開始後好調との見方が言われてストップ高の17.9%高。ソケッツ<3634>(東マ)は楽天<4755>(東1)の定額制の音楽聴き放題サービスを運営し、この機能拡大などが材料視されて13.5%高。
ナガオカ<6239>(JQS)は今期・17年6月期の赤字縮小見通しなどが言われて一時ストップ高の27.3%高となり、大引けも四捨五入して同率の27.3%高。日本創発グループ<7814>(JQS)は大幅増益基調で年4回配当が魅力とされて2段上げ相場が本格化とされ4.0%高だが高値を更新した。(HC)