【注目銘柄】イオンファンタジーは年初来高値に接近、既存店好調で18年2月期予想に増額余地

注目銘柄

 イオンファンタジー<4343>(東1)に注目したい。イオン系で大型SC内に遊戯施設を展開している。18年2月期2桁増益予想である。既存店の好調で増額余地もありそうだ。株価は1月の年初来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、06年の上場来高値も視野に入りそうだ。

■18年2月期2桁増益予想、既存店好調で増額余地

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比6.1%増の690億円、営業利益が同11.4%増の42億円、経常利益が同11.5%増の39億円、純利益が同11.9%増の19億円としている。新規出店、既存店の好調、海外事業の拡大などで2桁増益予想である。配当予想は同1円増配の年間32円としている。

 月次営業概況(国内事業)を見ると、17年4月度は国内単体の営業収益(全店売上高)は前年比108.1%(遊戯機械売上106.5%、商品売上101.1%)だった。既存店売上高は107.5%で14ヶ月連続のプラスだった。4月末の国内直営店舗数は477店舗となった。

 また3月~4月累計では全店売上高108.7%、既存店売上高109.0%となった。既存店の好調で通期連結業績予想に増額余地がありそうだ。

■株価は1月の年初来高値に接近、06年の上場来高値も視野

 株価は4月の直近安値2592円から切り返し、6月1日には3320円まで上伸して1月の年初来高値3480円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線に続いて26週移動平均線を回復した。好業績を評価して上値を試す展開が期待され、06年の上場来高値5258円も視野に入りそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る