【どう見るこの相場】日経平均株価2万台固めが焦点、米国株に連動か、為替に連動か

どう見るこの相場

■日本株は米国株に連動するのか、それとも為替に連動するのか

 今週6月5日~6月9日の株式市場は、日経平均株価が2万円台固めの展開となるかが焦点となる。前週末6月2日の米5月雇用統計の結果を受けて、米国株は上昇、為替はドル安・円高方向となった。日本株は米国株に連動するのか、それとも為替に連動するのかが注目されるところだ。

 前週5月29日~6月2日は、週後半に米国ダウ工業株30種平均株価が史上最高値を更新する展開となり、為替も1ドル=111円台後半までドル高・円安水準に傾いたことを好感し、日経平均株価も急伸の展開となり、週末2日には2万円台を回復した。米5月雇用統計への期待感と称して仕掛け的な買いが入った可能性もありそうだ。

 日経平均株価が2万円の大台を回復したことで今週も買い優勢の展開を期待したいところだが、前週末2日発表の米5月雇用統計で非農業部門雇用者増加数が市場予想を下回ったことを受けて、米国株は上昇したが、米10年債利回りが低下して為替はドル安・円高方向に傾いた。6月13日~14日開催予定の米FOMC(連邦公開市場委員会)での追加利上げは確実視されているが、その後の追加利上げペースが鈍化するとの観測が広がった形だろう。

 今週の日本株は、前週末2日の米国市場の動きに対して、米国株に連動するのか、それとも為替に連動するのかが注目される。米国株連動で上昇スタートとなれば、売り方の買い戻しを誘いこんで意外高となる可能性もありそうだ。ただし、トランプ米大統領の「ロシアゲート」問題や地球温暖化防止対策「パリ協定」からの離脱問題に関する政治リスク、さらに北朝鮮を巡る地政学リスク、英国をはじめとして世界各地で頻発するテロなどに対する警戒感がくすぶる状況に変化はないだけに、為替連動で反落スタートとなれば2万円台のフシが再び意識されかねない。

■日経平均株価上昇なら主力出遅れ株に注目

 物色面では好業績・好材料・値動きの良い中小型株を中心とする個別物色だが、こうした銘柄の一角には過熱感あるいは買い疲れ感も見え始めただけに注意しておきたい。日経平均株価上昇の展開となれば、主力銘柄の中で出遅れ株やバリュー株が注目されることになりそうだ。(MM)

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