カルビーは年初来の高値、連続最高益の好業績に加え「フルグラ」の中国展開などに期待

■8月から中国のECサイト最大手・アリババ集団の「天猫国際(Tmall Global)」に乗せて先行販売

 カルビー<2229>(東1)は6日、続伸の始まりとなり、取引開始後に4675円(195円高)まで上げて年初来の高値を連日更新した。最高益を連続更新する見込みのため買い安心感があるほか、シリアル商品「フルグラ」を8月から中国のEC(電子商取引)サイトの最大手、アリババ集団の「天猫国際(Tmall Global)」に乗せて先行販売することなどが期待材料になっている。

 「フルグラ」の「天猫国際」ルートでの販売は5月25日に発表した。発表によると、これまで、アメリカ・韓国でテスト販売を実施したことはあるが、「フルグラ」を海外で本格的に販売するのは今回が初めてになる。また、アリババが日本の食品企業と協力するのは、カルビーが初めてになるという。

 「フルグラ」販売開始に伴い、カルビーはアリババが所有する最新のマーケティングサービス(中国国内の消費に関するデータや知見)を活用し、中国在住の顧客の嗜好に合わせたセールスプロモーション、商品開発を行っていく。「フルグラ」は、将来的に国内500億円・海外1000億円の高い売上目標を掲げ、中国での販売を皮切りに、海外でも「朝食革命」を起こしていくとした。(HC)

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