寺崎電気産業が年初来の高値、国内初の海員に関する国際条約の認証など好感

株式市場 銘柄

■今期の業績は営業利益17%増などV字回復を見込む

 船舶用システム製品などの寺崎電気産業<6637>(JQS)は6日、続伸して上値を追い、13時30分にかけては1150円(28円高)前後となって年初来の高値を更新している。6月1日付で、「国内初!STCW条約の能力要件を満たす管理レベル向け高圧配電盤訓練の認証を取得」と発表。今期・2018年3月期の業績見通しを営業利益17%増などとし増益転換することもあり、注目度が強まっている。

 STCW条約は、船舶の運航に従事する船員(海員)の資格に関する国際基準。発表によると、高圧配電盤については、2010年のSTCW条約マニラ改正に伴い追加された機関士に対する能力要件であり、2017年1月の条約完全施行以降も国内での訓練講座の開設を要望されていた。今期・2018年3月期の業績見通しは、売上高を前期比14%増の375.9億円、営業利益は同17%増の21.5億円、1株利益は122円04銭。株価水準はPER9倍台に過ぎず、割安ゾーンといえる。(HC)

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