CRI・ミドルウェアが監視カメラの高圧縮技術など注目され出直り強める
- 2017/6/7 11:05
- 株式投資ニュース
■7日からの総合展に出展、また東京・山手線550両に防犯カメラとの報道で連想も
CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は7日、5%高の2630円(115円高)まで上げて出直りを強め、10時30分にかけては東証マザーズ銘柄の値上がり率10位に迫る展開になっている。監視カメラの高圧縮トランスコードシステムなどをデジタル技術の総合展「Interop Tokyo 2017・第24回」(2017年6月7~9日、幕張メッセ)に出展すると発表済みで、JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東1)が6月6日付で東京・山手線の通勤電車550両に各々4台づつ車内防犯カメラを設置すると発表したため、投資家の中には連想して注目する様子があるようだ。
発表によると、同展では、監視カメラによる記録映像データを、圧倒的な画質で1/3まで圧縮する高圧縮トランスコードシステム「CRI DietCoder(ダイエットコーダー) for セキュリティカメラ」を中心に、CRIと日立ハイテクノロジーズによる遠隔監視システムを紹介する。
株価はジリ高傾向となって出直りを続けており、価格帯別の出来高分布からは2650円どころを上回ると3000円前後まで出来高の滞留が薄い「真空地帯」になるため、目先の関門を抜けばスルスル値上がりする可能性が出てくるとの見方がある。(HC)