くらコーポレーションは高値に迫る、第2四半期好調で注目再燃

くらコーポレーション

■5000円の大台が意識されるが「大台固め」を経て上値を追う期待

 くらコーポレーション<2695>(東1)は8日、大きく出直る始まりとなり、取引開始後に6%高の5030円(270円高)をつけ、年初来の高値5050円(5月31日)に迫っている。7日の取引終了後に第2四半期の連結決算(2016年11月~17年4月累計)を発表し、売上高、純利益とも前年同期比で8%増加したことなどが好感されている。

 営業利益は店舗改装などの費用先行により同13%減だったが、客数や客単価などが堅調でトップライン(売上高)が伸びていることを評価する様子がある。今期・17年10月期の見通しは営業利益も増益を想定。従来予想を据え置き、売上高を前期比4.7%増の1190.1億円、営業利益は同0.3%増の65.5億円、純利益は同2.2%増の45.3億円、1株利益は229円35銭。5000円の大台が心理的な達成感につながる傾向があるようだが、経験則的には「大台固め」を経て上値を追う展開が少なくないようだ。(HC)

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