日本エンタープライズがブロックチェーン活用の電力取引に期待強まり活況高

株式市場 銘柄

■福島県の「再生可能エネルギー関連技術実証研究支援事業」に採択され実証試験

 日本エンタープライズ<4829>(東1)は9日、5%高の273円(14円高)をつけて再び上値を追い、出来高もここ1週間の一日平均を前場で上回る活況となっている。9日付で、ブロックチェーンを活用した電力取引の実証実験を開始すると発表し、注目された。5月決算の発表は7月12日の予定。新事業への期待と合わせて業績相場が到来する期待が出ている。

 発表によると、同社の子会社・会津ラボ(福島県会津若松市)とエナリス<6079>(東マ)は「ブロックチェーンを活用した電力取引サービス」の共同検証を進めており、この度たび、福島県が実施する「再生可能エネルギー関連技術実証研究支援事業」に採択され、その電力取引等の実証事業を6月から2018年2月末までの予定で実施する。

 ブロックチェーンは、仮想通貨の中核技術として、この1、2年ほどの間に急速に耳慣れてきており、二者間の取引を効率的かつ検証可能な方法で記録することができる分散台帳。データ改ざんを防止し、情報システムが止まりにくいという特長をもち、仮想通貨取引にとどまらず、海外では電力取引などに活用する試みが始まっている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る