【株式市場】ディフェンシブ銘柄など買われ日経平均は安いがJPX日経400指数などは高い

株式

◆日経平均の終値は1万9908円58銭(104円68銭安)、TOPIXは1591.55ポイント(0.11ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億8576万株

チャート5 12日後場の東京株式市場は、米国の金融政策決定会合(FOMC)を同国の火~水曜日に控え、月曜日の株式市場動向などを気にして手控える雰囲気があり、前場は小高い場面のあったホンダ<7267>(東1)が完全に軟調もみ合いになるなど、主力株の値動きが小さくなった。日経平均は前場の安値1万9837円64銭(175円62銭安)は割らなかったが100円安前後の水準で小動きを続け、前週末比反落となった。東証2部指数、マザーズ指数、日系JASDAQ平均は前引けに続いて小安い。ただ、日経300、JPX日経400指数は高い。

 後場は、ディフェンシブ性のある銘柄や材料株を選別買いする動きが強まり、JT(日本たばこ産業)<2914>(東1)が電子タバコへの期待などから後場一段強い値動きとなり、東京・上野動物園のパンダ「シンシン」が出産と伝えられ、上野周辺に商圏のある東天紅<8181>(東1)が一時ストップ高、同じく精養軒<9734>(JQS)もストップ高目前間で急伸。ピクセラ<6731>(東2)は米グーグルからの高評価などが言われて3日連続ストップ高。アールエイジ<3248>(東マ)は9日発表の第2四半期決算などが好感されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は17億8576万株(前引けは9億7546万株)、売買代金は2兆3132億円(同1兆2411億円)。1部上場2018銘柄のうち、値上がり銘柄数は896(同1025)銘柄、値下がり銘柄数は980(同850)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(同24業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、石油・石炭、建設、食料品、パルプ・紙、鉄鋼、海運、鉱業、繊維製品、などとなった。(HC)

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