オーエスの今期第1四半期は、映画事業が好調で増収大幅増益
- 2017/6/13 07:07
- 決算発表記事情報
■映画事業では邦画、洋画ともに話題作を上映したことで大幅増収となった
オーエス<9637>(東2)の今期第1四半期は、映画事業が好調で増収大幅増益となった。
今期18年1月期第1四半期連結業績は、売上高18億71百万円(前年同期比9.9%増)、営業利益2億65百万円(同60.0%増)、経常利益2億33百万円(同84.4%増)、純利益1億59百万円(同13.8%増)となった。純利益の成長率が営業利益、経常利益に比較すると減少しているのは法人税の影響。
同社の事業は、映画事業、不動産賃貸・販売事業、飲食事業、その他事業に分かれている。
今第1四半期は、映画事業が好調で、売上高は8億26百万円(同27.9%増)、セグメント利益94百万円(前年同期08百万円)と大幅増収増益となった。上映した作品は、邦画では「キセキ―あの日のソビトー」「映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険」「名探偵コナン から紅の恋歌(ラブレター)、洋画では「ラ・ラ・ランド」「モアナと伝説の海」「SING/シング」などの話題作。
不動産賃貸・販売事業は、売上高8億12百万円と前期並みで、セグメント利益は3億18百万円と前年同期比で約07百万円の増益であった。
飲食事業は、売上高89百万円(同6.2%減)となったが、セグメント利益は07百万円と約05百万円の増益。
その他事業は、売上高1億43百万円(前年同期比4.3%減)、セグメント利益27百万円と約02百万円の減益。
第1四半期は、映画事業が好調であったことから、増収大幅増益となったが、通期では、2ケタ増収ながら減益を見込んでいる。
ちなみに、18年1月期通期連結業績予想は、売上高84億円(前期比13.8%増)、営業利益7億10百万円(同7.4%減)、経常利益6億円(同4.9%減)、純利益4億円(同14.2%減)。
もし、映画事業の好調が継続すると、業績の上振れも期待できる。