【銘柄フラッシュ】東天紅やピクセラなど急伸し東芝はなんと9%高

株式市場 銘柄

 12日は、トーセ<4728>(東1)が3日連続ストップ高の21.4%高となり、前週末に続いて前日に続いてスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>(東1)の「ドラゴンクエスト ライバルズ」の開発に参画し同ゲームの検証テストが9日から19日まで行われるとされて注目が強まり、2日続けて東証1部の値上がり率1位。イーブックイニシアティブ<3658>(東1)は大株主である小学館が他社の料理本の一部に販売中止を求めたと伝わり「敵失」効果が発生する期待が言われて16.6%高となり東証1部の値上がり率2位。ミライアル<4238>(東1)は9日の取引終了後に発表した四半期業績の大幅増益などが好感されてストップ高の15.9%高となり東証1部の値上がり率3位。

 東京・上野動物園のパンダ「シンシン」が出産と伝えられ、上野周辺に商圏のある東天紅<8181>(東1)が後場急伸して一時ストップ高の38.1%高、同じく精養軒<9734>(JQS)もストップ高目前の11.3%高まで急伸。しかし、ともに大引けは小幅高。東芝<6502>(東1)は米ウエスタンデジタル社がメモリー事業の買収額を増額と伝わり9.4%高の大幅続伸。

 ピクセラ<6731>(東2)は「IoT」事業戦略の進捗や米Google(グーグル)の新たなテレビ事業に関するパートナー10社のうちの1社と伝えられたことなどが好感されて3日連続ストップ高の25.9%高。出資するOakキャピタル<3113>(東2)も後場ストップ高に達して39.8%高。

 ASJ<2351>(東マ)はまたもやストップ高の23.2%高。5月17日に新技術の論文がIEEE(国際電子技術者学会)に承認されたと発表し、この日からの6日連続ストップ高を含めて急伸し、このところは調整一巡感が出てきたとされて再騰を探る動きが再燃したとの見方。アンジェスMG<4563>(東マ)は血管の病気を治す遺伝子治療薬を10月にも申請との報道が好感されてストップ高の18.9%高となり、すでに6月6日から急伸し始めており連日高値。リミックスポイント<3825>(東マ)はビットコインが過去最高値と伝わり4.7%高と続伸。

 プラコー<6347>(JQS)は5月末に「資本金の減少および剰余金の処分」を発表しており「早期復配の実現を可能にする体制を構築」としたため日増しに期待が強まり大幅続伸の25.2%高。シンバイオ製薬<4582>(JQG)は主力株がさえないときのバイオ株相場に期待とされて6月決算も注目され12.9%高となった。(HC)

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