山王の第3四半期は2ケタ増収大幅増益で黒字転換

■積極的な受注活動を行う一方で、収益改善策を続行

 電子機器用コネクターのメッキ加工の山王<3441>(JQS)の第3四半期は、2ケタ増収大幅増益で黒字転換となった。

 スマートフォン向け製品や車載向け製品などの主力製品を中心に積極的な受注活動を行う一方で、前期から取り組んできた収益改善策を続行したことが奏功している。

 今期17年7月期第3四半期連結業績は、売上高53億93百万円(前期比16.3%増)、営業利益26百万円(前年同期△4億10百万円)、経常利益45百万円(同△4億49百万円)、純利益1億04百万円(同△4億76百万円)となった。

 地域別の業績を見ると、日本は売上高35億92百万円(前年同期比28.0%増)、営業利益△97百万円(前年同期△3億88百万円)と大幅増収で赤字幅縮小。

 中国は売上高8億64百万円(前年同期比0.1%増)、営業利益△56百万円(前年同期△1億76百万円)と売上は横ばいだが、赤字幅は大幅に縮小した。

 フィリピンは売上高9億43百万円(前年同期比8.8%減)、営業利益1億09百万円(同42.2%増)と減収ながら大幅増益となった。

 7月通期連結業績予想は、売上高71億円(前期比10.8%増)、営業利益1億25百万円(前期△3億94百万円)、経常利益1億45百万円(同△4億76百万円)、純利益1億95百万円(同△5億55百万円)を見込んでいる。

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