【業績でみる株価】ロックフィールドは01年来の高値圏、既存店売上堅調で18年4月期も増収増益予想

 高級総菜店「RF1」などをチェーン展開する中食大手であるロックフィールド<2910>(東1)の17年4月期は2桁増益だった。そして18年4月期も既存店が堅調に推移して増収増益予想である。株価は01年来の高値圏だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年4月期2桁増益、既存店堅調で18年4月期も増収増益予想

 6月9日発表した17年4月期連結業績は、売上高が16年4月期比1.6%増の507億20百万円、営業利益が同18.5%増の30億20百万円、経常利益が同18.6%増の30億64百万円、純利益が同28.6%増の20億84百万円だった。

 売上高は計画をやや下回ったが、各利益は計画超で2桁増益だった。既存店売上が101.0%(うちRF1は100.9%、グリーン・グルメは101.8%)と堅調に推移し、売上原価率の改善なども寄与した。新規出店3店舗、退店9店舗で、期末店舗数は同6店舗減少の320店舗(うちRF1は同11店舗減少の160店舗、グリーン・グルメは8店舗増加の54店舗)となった。

 18年4月期連結業績予想は売上高が17年4月期比3.0%増の522億46百万円、営業利益が同8.4%増の32億74百万円、経常利益が同7.8%増の33億04百万円、純利益が同7.8%増の22億47百万円としている。新規出店は3店舗、退店は4店舗で、期末店舗数は同1店舗減少して319店舗の計画である。なお17年5月の月次売上は全店が103.1%、既存店が103.4%(うちRF1は103.3%、グリーン・グルメは105.1%)と好調に推移している。好業績が期待される。

■株価は01年来の高値圏、好業績評価して上値試す

 株価は3月高値1923円を突破して6月5日に2082円まで上伸した。01年来の高値圏だ。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る