【株式市場】NYダウ続伸は好感されるが量的緩和の縮小など意識され日経平均は一時128円安

株式

◆日経平均の終値は1万9797円46銭(86円06銭安)、TOPIXは1585.35ポイント(6.42ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億9245万株

チャート5 15日(木)前場の東京株式市場は、米国の今年2度目の利上げ決定は既成事実とされてNYダウが2日続伸となったため、日経平均は取引開始後に79円84銭高(1万9963円36銭)まで上げる場面があった。ただ、米国では、利上げと同時に量的緩和の段階的縮小が発表されたため、日銀の量的緩和政策についても「出口」を意識する雰囲気があり、日経平均は11時にかけて128円18銭安(1万9755円34銭)まで軟化した。東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均も安い。

 任天堂<7974>(東1)が「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」向けの『ポケットモンスター』シリーズの開発スタートとの発表などを材料に約8年ぶりの高値を更新し、ユニーファミリーマート<8028>(東1)ドン・キホーテ<7532>(東1)との提携の検討会合いsが好感されて戻り高値。トランスジェニック<2342>(東マ)は北海道がんセンターなどとの共同展開発表などが好感されて大幅続伸。SDエンターテイメント<4650>(JQS)はパーソナルトレーニングジム「RIZAP(ライザップ)」グループが大株主のため思惑が再燃とされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は9億9245万株、売買代金は1兆2635億円。1部上場2019銘柄のうち、値上がり銘柄数は850銘柄、値下がり銘柄数は1020銘柄となった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る