【業績でみる株価】鎌倉新書は上場来高値更新の展開、18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期増額期待
- 2017/6/16 12:03
- 業績でみる株価
葬儀・仏壇・お墓を中心としたライフエンディングに関するポータルサイトを運営している鎌倉新書<6184>(東マ)の18年1月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。そして増額期待が高まる。株価は上場来高値更新の展開となった。
■18年1月期第1四半期大幅増収増益で通期増額期待
6月8日発表した18年1月期第1四半期(2月~4月)の非連結業績は、売上高が前年同期比20.6%増の3億55百万円、営業利益が同40.4%増の67百万円、経常利益が同46.5%増の67百万円、純利益が同48.9%増の42百万円だった。計画を上回る増収増益だった。
主力のWEBサービスが28%増収と好調に推移して牽引し、売上高は四半期ベースで過去最高となった。WEBサービスの内訳は、お墓事業が33%増収、葬祭事業が23%増収、仏壇事業が18%増収だった。お墓事業では紹介数が18%増加して7440件となり、成約率は2.7ポイント上昇して14.2%となった。葬祭事業の紹介数は8%増の2136件で過去最高となった。仏壇事業の紹介数は15%増加して2871件となった。
18年1月期の非連結業績予想は、売上高が17年1月期比27.6%増の17億円、営業利益が同28.3%増の4億20百万円、経常利益が同23.4%増の4億円、純利益が同23.6%増の2億55百万円としている。通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高20.9%、営業利益16.0%、経常利益16.8%、純利益16.5%と低水準の形だが、第1四半期の構成比が低い収益特性を考慮すれば進捗率は高水準と言えるだろう。通期予想に対する増額期待が高まる。
■株価は上場来高値更新の展開、好業績評価して上値試す
株価は上場来高値更新の展開となり、本日6月16日は1940円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)