タツタ電線が目標株価の引き上げや長期ビジョンなど注目され3年ぶりの高値

株式市場 銘柄

■電子材料のニッチトップのサプライヤーとなり売上高など1ケタ上の規模めざす
 
 タツタ電線<5809>(東1)は26日、急伸して上値を追い、10時過ぎに10%高の627円(58円高)まで上げて2014年6月以来、約3年ぶりの高値に進んだ。直接的な買い材料としては、23日付で東海東京調査センターが同社株式の投資判断を変更し、目標株価を430円から620円に引き上げたことが挙げられているが、同社も23日付でホームページのニュースリリース欄に「第93期事業のご報告」を掲載。長期ビジョンで2025年度の売上高目標1000億円(17年3月期は491億円)を掲げているため、評価し直す動きがある。

 「2025長期ビジョン」では、電子材料関連のフロンティアを開拓し、ニッチトップのサプライヤーとなり、高い収益率を維持しつつ、現状の1ケタ上の規模(2025年度の売上高1000億円、営業利益100億円)を併せ持つ企業集団となることなどを目指す。(HC)

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