JIG-SAWはNEW-VISIONに関する特許査定の受領を発表

■失明した人の視覚を回復することを目指す

 JIG-SAW<3914>(東マ)は26日、NEW-VISIONに関する特許査定の受領を発表した。

 今回、同社のソフトウェアによる細胞制御をベースとした視覚再生プロジェクト:NEW-VISION に関する特許出願について、日本国特許庁から特許査定を受領した。今後、所定の手続きを経て特許が成立する。

 独自の可視光波長変換ソフトウェアをスマートグラス型の映像提示装置に搭載するものであり、失明した人の視覚を回復することを目指すもの。最初の対象疾患として、網膜色素変性症等を対象とし、2018年中に特定の医療機関で予定されている遺伝子治療薬の臨床試験とあわせて当装置の臨床研究を行う予定。これは特定の網膜疾患において失明した人達に対して、独自のアルゴリズム変換ソフトウェアによる細胞に対する色信号制御によって視覚再生の実現を目指す画期的な取り組み。同社の取り組みは、本発明と遺伝子治療薬との組み合わせにより、目の前の光景やヒトの表情の認識、文字の読み書きが確実にできることを具体的に目指している。

 また今回の日本国内での特許査定を皮切りに、全く新しいカタチの再生医療の取り組みとして、本件特許出願に基づく優先権を利用し、世界各国での特許登録に向けての取り組みも進めるとしている。

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