【株式市場】材料株中心に売買こなし日経平均は小高い水準でもみ合いながら3日続伸

株式

◆日経平均の終値は2万225円09銭(71円74銭高)、TOPIXは1619.02ポイント(6.81ポイント高)、出来高概算(東証1部)は15億7397万株

チャート5 27日後場の東京株式市場は、ジャパンミート<3539>(東2)が水素水の販売を巡り社員が書類送検と伝えられて次第に値を消し、材料株物色に冷や水を浴びせる雰囲気があったが、日経平均は60円高(2万220円)前後で堅調に推移した。主な株価指数の中では、前場に続き東証マザーズ指数が小安い。

 後場は、引き続き鉄鋼株や資源関連株が堅調に推移したほか、芦森工業<3526>(東1)が再び動意づき、タカタ<7312>(整理銘柄)の民生法申請によって代替需要が拡大との見方から大引けにかけて一段と強張り、タツタ電線<5809>(東1)は東海東京調査センターが前週後半に目標株価を430円から620円に引き上げたとされて一段ジリ高基調。イグニス<3689>(東マ)はカジュアルゲーム「LINE大富豪」の累計100万ダウンロード達成発表などが言われてストップ高。やまねメディカル<2144>(JQS)は債務超過を解消して上場廃止に関する猶予期間から解除されたことが好感されて急伸。タカタ<7312>(整理銘柄)は2日連続ストップ安。

 27日、新規上場となったFringe81(フリンジハチイチ)<6550>(東マ)はインターネット広告技術の開発やコンサルティングを展開し、公開価格は2600円。朝から買い気配を時間とともにセリ上げ、大引け間際の14時58分に6060円(公開価格の2.3倍)で売買が成立し初値をつけ、その後6430円まで上げた。大引けも6430円。

 出来高概算は15億7397万株(前引けは7億7598万株)、売買代金は2兆1420億円(同1兆362億円)。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は1215(同1134)銘柄、値下がり銘柄数は654(同709)銘柄。

 また、東証33業種別指数は25業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、石油・石炭、ゴム製品、鉱業、非鉄金属、パルプ・紙、精密機器、海運、卸売り、電気機器、などとなった。(HC)

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