【業績でみる株価】PR TIMESは好業績評価して上値試す、利用企業数増加基調で18年2月期も大幅増収増益予想

 企業のプレスリリース配信サイトを運営し、6月26日には利用企業数が1万8000社を突破したと発表しているPR TIMES<3922>(東マ)は、利用企業数が増加基調で18年2月期も大幅増収増益予想である。株価は6月8日の上場来高値から一旦反落したが、目先的な過熱感が薄れ、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期大幅増収増益予想

 18年2月期連結業績予想は、売上高が17年2月期比24.7%増の16億90百万円、営業利益が同39.5%増の3億50百万円、経常利益が同46.0%増の3億47百万円、純利益が同55.0%増の2億39百万円としている。

 プレスリリース配信サイト「PR TIMES」利用企業数が順調に増加し、先行投資負担を吸収して大幅増収増益予想である。パブリック・リレーションズプラットフォームの分野で多くの有益な情報を提供し、企業のパブリックリレーションに寄与できるよう業容を拡大する。16年10月設立した子会社PRリサーチの本格稼働も寄与する。

 なお6月26日には、プレスリリース配信サイト「PR TIMES」の利用企業数が1万8000社を突破したと発表している。このうち国内上場企業の利用企業数は1187社で、国内上場企業3667社(17年6月19日現在)のうち約3分の1が利用している。利用企業数が増加基調で18年3月期も好業績が期待される。

■株価は目先的な過熱感薄れて上値試す

 株価は6月8日の上場来高値4645円から利益確定売りで反落したが、3500円近辺から切り返す動きだ。週足チャートで見ると高値圏で上ヒゲを付ける形となったが、日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が薄れた。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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