土木管理総合試験所が再び急伸、道路などの路面下ビックデータ共有システムなど材料視

株式市場 銘柄

■27日にかけて連続ストップ高を交えて急伸し値幅妙味拡大

 土木管理総合試験所<6171>(東1)は29日の後場、12%高の1098円(115円高)で始まり、27日につけた年初来の高値1140円に迫っている。引き続き、22日付で「道路・軌道の路面下ビックデータ共有システム〔ROAD-S(ロードス)〕を開発」と発表したことなどが材料視されている。6月23日から27日にかけて2日連続ストップ高を交えて急伸。値幅妙味が強いようだ。

 発表によると、「本システムは、ビックデータ化した地中情報を、維持管理の『計画』『調査』『設計』『工事』に関わる、あらゆるユーザーならびにプロセスで利用でき、基礎データとして活用することでLCCの最小化に配慮したマネジメントが期待できるシステム」。構造物の劣化診断アルゴリズムを活用し、現在開発中の解析ソフトの完成ならびに2017年内のAI(ディープラーニング)導入にともない、あらゆる地中情報の『超高速診断』が可能になり、今回、これに地図データを同期させて保存・共有するシステム〔ROAD-S(ロードス)〕を開発し、2018年春、各ユーザーに向けて共有サービスを開始する予定とした。(HC)

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