ワイヤレスゲートの14年12月期は増収増益で売上高、利益ともに過去最高

■12年7月の上場後、3期連続で増収増益を達成

ワイヤレスゲート<9419>(東マ)は12日、14年12月期連結業績を発表した。売上高が前年同期比29.1%増の91億5百万円、営業利益が同1.2%増の7億94百万円、経常利益が同0.7%増の7億89百万円、純利益が同3.3%増の4億99百万円となり、12年7月の上場後、3期連続で増収増益を達成した。

発表によると、売上高は、主力のワイヤレス・ブロードバンド事業の会員数が順調に増加したこと等により増収となった。利益面は、LTE領域での新規事業の開始に伴う回線調達コストや販売促進費等が発生したものの、売上高及び売上総利益が増加したことで増益となった。

主な事業の取り組みは、ワイヤレス・ブロードバンド事業の公衆無線LANサービスでは、家電量販店で積極的な告知活動を行う等、新規会員の獲得に力を入れてきており、売上高は8億71百万円(前年同期比4.6%増)となった。また、モバイルインターネットサービスでは、9月にサービスを開始した「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE SIMカード」をはじめとする新規会員の更なる獲得を意図して、家電量販店での積極的なキャンペーンの展開や広告宣伝に注力し、売上高は80億57百万円(同30.3%増)となった。

ワイヤレス・プラットフォーム事業では、基盤プラットフォームを活用した電話リモートサービスの新規会員獲得に注力し、収益源の更なる拡大を図ることで、売上高は1億50百万円(同306.7%増)となった。

今期通期の業績予想は、売上高は124億72百万円(前期比37.0%増)、営業利益は13億50百万円(同69.9%増)、経常利益は13億48百万円(同70.8%増)、純利益は8億56百万円(同71.6%増)と大幅な増収増益を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る