EストアーはLTV(顧客生涯価値)まで計測できる新システムなど注目され高い

株式市場 銘柄

■4月以降は下値固めに転じ次第に自律反騰を試す可能性が

 Eストアー<4304>(JQS)は5日、反発して始まり、10時にかけて797円(10円高)をつけて強い相場になっている。ECサイト構築サービスやネット通販総合支援などを展開し、3日付で、表面CVR(顧客回転率)だけでなく、収益直結のLTV(顧客生涯価値)まで計測できる販売促進システム「Eストアーコンペア」を7月4日から販売開始と発表し、注目されている。

 発表によると、現存する多くのページABコンペアテストツールは、ページの転換評価が主であるため、CVR計測メインが多く、集客目的だけなら良いものの、通販領域においては顧客生涯価値(LTV)を検証せずに、単純に転換率の良し悪しを測っても、経営効率の改善は不可能だという。これに対し新製品は、システムの運用に振り回されて、計測が目的化する事を避け、本来の目的である、経営改善に集中できる事を明確化。運用は極めてシンプルで、CVR、CPA、LTVの数値推移のトラッキングに集中できるという。

 今期・2018年3月期の業績は横ばい圏の見通しとするため、株価は調整基調が続くが、4月以降は800円前後で下げ止まり、下値固めに転じている。下値が固いとなれば相対的に売り圧迫が減ることが予想され、次第に自律反騰を試す動きが目立ってくるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る