【株式市場】北朝鮮の核実験近いとの見方あり日経平均は一時143円安となり材料株を選別買い

株式

◆日経平均の前引けは1万9928円79銭(103円56銭安)、TOPIXは1605.68ポイント(4.02ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億5233万株

チャート10 5日(水)前場の東京株式市場は、北朝鮮の4日のミサイル発射を受けて米国防総省が「米国と同盟国を防衛する用意がある」と発表したと伝えられ、株価指数の先物にヘッジ売りが入ったようで、日経平均は軟調に始まったまま9時半頃から2万円の大台を割り込んで小動きとなった。新日鐵住金<5401>(東1)などは堅調だったが、韓国高官の発言として、北朝鮮が通算6度目の核実験を行う可能性が高いと伝わると一段軟化し、一時143円45銭安(1万9888円90銭)まで下げる場面があった。前引けは103円56銭安。一方、東証2部指数とマザーズ指数は高い。

 防衛関連株の東京計器<7721>(東1)が続伸して戻り高値を更新し、東邦金属<5781>(東2)は放射線遮蔽、爆発物飛散防止カーテンなどに使える柔軟タングステンシートなどがいわれて急伸。サニックス<4651>(東1)フマキラー<4998>(東2)は「ヒアリ」対策で活況高。インフォテリア<3853>(東マ)は仮想通貨「Zen」が材料視されて急伸。
 
 東証1部の出来高概算は8億5233万株、売買代金は1兆1934億円。1部上場2022銘柄のうち、値上がり銘柄数は776銘柄、値下がり銘柄数は1082銘柄となった。(HC)

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