キーコーヒーはモミ合い上放れ期待、18年3月期2桁営業増益予想

【アナリスト水田雅展の銘柄分析

 キーコーヒー<2594>(東1)はレギュラーコーヒー大手で、パッケージカフェ「KEYS CAFE」など事業領域拡大戦略を積極推進している。コーヒー関連事業が牽引して18年3月期2桁営業増益予想である。株価はモミ合い上放れの展開が期待される。

■コーヒー関連事業を主力として飲食関連事業も展開

 コーヒー関連事業(業務用・家庭用レギュラーコーヒー)を主力として、飲食関連事業(イタリアントマト、アマンド)も展開している。

 中期成長に向けて「ブランド強化」「収益力強化」「グループ連携強化」を3つの柱に掲げ、新商品の開発・投入、パッケージカフェ「KEYS CAFE」の多店舗展開など新たな事業領域開拓を積極推進している。
 新規事業領域としては、取引先へのカフェ開業支援に取り組み、パッケージカフェ「KEYS CAFE」の多店舗展開を加速している。17年3月期末現在の導入店舗数は46店舗となった。

 飲食関連事業のイタリアントマトは「国内は充実、海外は拡大」を基本方針として不採算店の閉鎖も進め、17年3月期末現在の店舗数は直営57店舗、FC197店舗の合計254店舗となった。海外は中国やASEAN地域へ積極展開している。

■18年3月期2桁営業増益予想

 今期(18年3月期)の連結業績予想(5月12日公表)は、売上高が前期(17年3月期)比7.9%増の680億円、営業利益が同12.5%増の15億50百万円、経常利益が同13.5%増の17億70百万円、純利益が同3.1%増の11億70百万円としている。配当予想は前期と同額の年間18円(第2四半期末9円、期末9円)としている。予想配当性向は34.2%となる。

 コーヒー関連事業で家庭用が好調に推移し、製造コスト改善への取り組みも寄与する見込みだ。積極的な新商品の開発・市場投入、高付加価値商品の拡販、CVS向けカウンターコーヒーの進捗、生産効率化やコスト低減などに取り組む。好業績が期待される。

■株価はモミ合い上放れ期待

 株価の動きを見ると、上値が重く2200円近辺でモミ合う展開だ。ただし調整一巡感を強めている。

 7月5日の終値2204円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS52円62銭で算出)は42倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は0.8%近辺、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1591円39銭で算出)は1.4倍近辺である。時価総額は約500億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が下値を支える形だ。好業績を評価してモミ合い上放れの展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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