ソレイジア・ファーマが後場買い気配、がん治療にともなう口内炎液の承認を取得

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■本日のストップ高は80円高の423円

 ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は7日の正午過ぎ、がん化学療法、および放射線療法による口内炎にともなう疼痛緩和口腔用液材「エピシル 口腔用液」(開発品:SP-03、以下「エピシル」)に関し、6日付で厚生労働省から日本国内における医療機器製造販売承認を取得と発表した。今後、保険収載を経て、日本における独占販売権の導出先である明治ホールディングス<2269>(東1)グループのMeiji Seikaファルマ株式会社が販売開始する。

 株価は前場344円(1円高)だったが、後場は買い気配をセリ上げており、13時にかけては19%高の408円(65円高)となっている。本日のストップ高は80円高の423円。

 エピシルは、日本国内初のがん化学療法及び放射線療法による口内炎にともなう疼痛の管理、および緩和のための口腔用液状医療機器。ソレイジア・ファーマは、エピシルの日本と中国での独占開発販売権を2015年3月にCamurus AB(スウェーデン)より導入し、開発を推進してきた。中国では16年5月に医療機器製造販売承認申請を当局に行っており、現在承認審査を受けている。

 発表によると、がん治療に伴う口内炎は、化学療法剤が口腔粘膜へ直接作用して障害が生じるものや、放射線照射により唾液腺組織に障害が生じ、唾液の分泌低下により口腔内の自浄作用が低下し局所感染が起こることで発生する一次口内炎、白血球減少などにともなう骨髄抑制による口腔内感染が原因となる二次口内炎がある。

 口内炎は、症状として接触痛、出血、冷温水痛、口腔乾燥、口腔粘膜の発赤・腫脹、開口障害、構音障害、嚥下障害、味覚障害などがみられる。臨床経過は、抗がん剤投与後、数日から10日で口内炎が発生するが、2~3週間で徐々に改善し、予後は良好。(HC)

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