【業績でみる株価】システムディは好業績評価して06年来の高値圏、17年10月期大幅増益予想で増額の可能性

 特定業種向けパッケージシステム開発・販売のソリューションビジネスを展開しているシステムディ<3804>(JQ)は、新規事業の伸長やストックビジネスの伸長などで17年10月期大幅増益予想である。そして増額の可能性が高いだろう。株価は好業績を評価して06年来の高値圏だ。上値を試す展開が期待される。

■17年10月期大幅増益予想、さらに増額余地

 17年10月期連結業績予想は売上高が16年10月期比8.8%増の33億82百万円、営業利益が同66.9%増の3億22百万円、経常利益が同69.1%増の3億14百万円、純利益が同61.5%増の2億16百万円としている。

 第2四半期累計(11月~4月)は、前年同期比21.0%増収、2.3倍営業増益、2.3倍経常増益、2.5倍最終増益だった。先行3事業(学園、ウェルネス、ソフトエンジニアリング)の順調推移、新規2事業(公教育、公会計)の伸長、メンテナンスやクラウドなど利益率の高いストックビジネスの伸長、パッケージソフト品質向上による高収益化などが寄与して計画超の大幅増収増益だった。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が53.7%、営業利益が93.2%、経常利益が94.3%、純利益が92.6%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は06年来の高値圏、好業績を評価して上値試す

 株価は好業績を評価する形で600円近辺でのモミ合いから上放れて急伸した。そして7月10日には1267円まで上伸した。06年来の高値圏だ。月足チャートで見ると1000円近辺のフシを突破した形である。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る