【注目銘柄】クラウディアは目先的な売り一巡して上値試す、17年8月期第3四半期累計2桁増益で通期も大幅増益予想

注目銘柄

 クラウディア<3607>(東1)に注目したい。ウエディングドレスメーカーで結婚式場運営も展開している。17年8月期第3四半期累計は2桁増益だった。通期も大幅増益予想で好業績が期待される。株価は6月30日の年初来高値から急反落したが、目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年8月期第3四半期累計2桁増益、通期も大幅増益予想

 17年8月期第3四半期累計(9~5月)連結業績は売上高が前年同期比4.3%減の97億72百万円だが、営業利益が同10.0%増の6億37百万円、経常利益が同14.5%増の6億74百万円、純利益が同2.9倍の8億95百万円の大幅増益だった。

 ホールセール事業、ショップ事業、式場事業とも減収だったが、写真・映像事業および美容事業の伸長による売上構成改善、レンタル衣装減価償却費減少などによる原価率の改善、広告宣伝費など販管費の減少で2桁増益だった。純利益は連結子会社KBSを吸収合併したことに伴う法人税等調整額の計上も寄与した。

 17年8月期通期の連結業績予想は売上高が16年8月期比0.3%減の129億80百万円、営業利益が同31.7%増の4億10百万円、経常利益が同21.1%増の4億20百万円、純利益が5億50百万円(16年8月期は16億52百万円の赤字)としている。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.3%、営業利益が155.4%、経常利益が160.5%、純利益が162.7%である。第1四半期と第3四半期の婚礼シーズン期の構成比が高い季節要因があるが、通期ベースでも好業績が期待される

■株価は目先的な売り一巡して上値試す

 株価は6月30日の年初来高値685円から急反落する場面があったが、7月3日の602円から切り返して11日には659円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。目先的な売りが一巡し、好業績を評価して上値を試す展開が期待される。700円近辺のフシを突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る