【株式市場】連休前で米経済指標の影響が読みきれず日経平均は続伸だが一進一退

株式

◆日経平均の終値は2万118円86銭(19円05銭高)、TOPIXは1625.48ポイント(6.37ポイント高)、出来高概算(東証1部)はSQ算出分が加わり20億4329万株

 14日後場の東京株式市場は、日本時間の今夜、米6月鉱工業生産指数、設備稼働率などの発表が予定され、円相場への影響などが読みきれないとされ、ホンダ<7267>(東1)は前場の高値を抜けずに一進一退など、全体にやや膠着する展開になった。日経平均も前場の高値63円86銭高(2万163円67銭)を抜けず、40円高(2万140円前後)で一進一退となった。東証2部指数とマザーズ指数、日経JASDAQ平均は前引けに続き軟調。

 後場は、古河電池<6937>(東1)ダブル・スコープ<6619>(東1)などの電池関連株が一段高となり、住友金属鉱山<5713>(東1)が発表した「リチウムイオン二次電池の再資源化について」などを材料に活況高。ソケッツ<3634>(東マ)はAI(人工知能)スピーカー関連株とされLINE<3938>(東1)がクラウドAIプラットフォーム製品を発表したことと関連付ける様子があり大幅高。アイケイ<2722>(JQS)は5月決算を見直す動き再燃とされて大幅続伸。

 東証1部の出来高概算は朝のSQ算出にともなう売買が加わり20億4329万株(前引けは11億4897万株)、売買代金は1兆9863億円(同1兆75億円)。1部上場2023銘柄のうち、値上がり銘柄数は1241(同1313)銘柄、値下がり銘柄数は635(同555)銘柄。

 また、東証33業種別指数は27業種(前引けは30業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、機械、鉄鋼、輸送用機器、ガラス・土石、繊維製品、石油・石炭、電力・ガス、卸売り、などとなった。(HC)

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