【新規上場(IPO)銘柄】インターネットインフィニティ―は25日移動平均線がサポート、「仕事と介護の両立」を支援する新サービスを開始

株式市場 IPO 鐘

 インターネットインフィニティ―<6545>(東マ)は、3月21日に東京証券取引所マザーズに上場。同社は「健康な未来」というコーポレートスローガンのもと、「創意革新と挑戦による、 超高齢社会における課題解決」を企業行動指針(ミッション)と位置づけ、全国のケアマネジャー 87,000人が登録するウェブ サイト「ケアマネジメント・オンライン」、全国にリハビリ型デイサービス「レコード ブック」を展開する等、ヘルスケアサービス(ヘルスケアソリューション事業、在宅サービス事業)を提供している。

 7月3日に同社は、「仕事と介護の両立」を支援する企業様向けの福利厚生サービスとして、認知症のサポートに特化した 『わかる認知症』 、対面での介護相談が可能な 『わかるかいご相談センター』の提供を開始したと発表した。『わかる認知症』とは、65歳以上の高齢者のうち、4人に1人が持つといわれている”認知症” “軽度認知障害(MCI)のサポートに特化したサービスで、本年4月から大同生命保険株式会社の契約者向けサービス(認知症 Plus+Web)として、提供を開始している。また、『わかるかいご相談センター』では、「介護コンシェルジュ」サービスを拡充し、これまで要望の多かった”対面での介護相談”を受ける『わかるかいご相談センター』の提供も開始している。

 今2018年3月期第2四半期業績予想は、売上高15億7900万円(前年同期比15.5%増)、営業利益8300万円(同87.6%増)、経常利益7900万円(同111.2%増)、純利益5200万円(同135.1%増)を見込む。

 今18年3月期業績予想は、売上高33億円(前期比16.3%増)、営業利益2億7800万円(同61.5%増)、経常利益2億円(同84.6%増)、純利益1億7100万円(同65.1%増)を見込む。

 株価は、4月3日高値6400円から4月14日の上場来安値3865円まで短期調整。今期大幅増益見込みに加え、仕事と介護の両立支援サービス「わかるかいごBiz」における認知症のサポートに特化した 『わかる認知症』 、対面での介護相談が可能な 『わかるかいご相談センター』の提供開始による業容拡大に対する期待感から、7月7日に上場来高値9690円と上昇。同社従業員がサービス利用者に対する窃盗容疑で逮捕されたことを受け、上げ一服となったが切り返している。同社は警察の捜査に全面的に協力していくとともに、事実関係が明らかになり次第、厳正に対処していく方針で、再度、25日移動平均線がサポートしており、一過性の下げと受け止められたようだ。「健康寿命の延伸」という重要課題において、3時間のリハビリ型デイサービス「レコードブック」や仕事と介護の両立支援サービスの需要がさらに拡大すると予想されることから、 悪材料を織り込み高値奪回へ向かうか注目したい。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る