バルクホールディングスの3月期第3四半期経常益は94.4%増で通期計画を上回る

■プライバシーマークやISO27001の新規認証取得に多くの引き合いが

バルクホールディングス<2467>(名セ)の当第3四半期連結累計期間の売上高は15億8百万円(前年同期比44.3%増)、営業利益は31百万円(同7.3%増)、経常利益は36百万円(94.4%増)、四半期純利益は19百万円(同69.2%増)と大幅増収増益で経常利益は通期予想20百万円をすでに上回った。

コンサルティング事業では、プライバシーマークやISO27001の新規認証取得に多くの引き合いが発生し、加えてマイナンバー法の施行を控えて、受託事業者からも情報セキュリティ強化支援の依頼が増加傾向にあり、継続的なセミナーの開催やWeb戦略の強化、価格戦略の取り組みなどが功を奏し、計画を上回る売上高となった。

マーケティング事業では、同社の強みでもある「リサーチ・サポート」が徐々に優位性を持ち始め、受注は堅調に推移した。

また、セールスプロモーション及び広告代理事業では、デジタルツールを活用したプロモーション企画の提案やグループのマーケティングリサーチ事業と連携した店頭調査の提案などで、新規顧客の開拓を行い、概ね計画通りの売上高となった。

IT事業では、企業の設備投資増加を背景にシステム開発の需要が多く、安定した受注状況にあり、計画を上回る売上高となった。

住宅関連事業では、リフォームイベントの開催、大口改装先の協力を得た現地内覧会を毎月開催し、見込顧客を確保、計画を上回る売上高となった。

通期業績は期初予想を据え置き、売上高は19億23百万円(前期比13.6%増)、営業利益は27百万円(同3.5%減)、経常利益は20百万円(同17.6%減)、純利益は5百万円(同66.9%減)を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る