【注目銘柄】ノダは97年来高値圏、17年11月期業績・配当予想の増額修正を評価して上値試す

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 ノダ<7879>(東2)に注目したい。木質系住宅建材メーカーである。17年11月期第2四半期累計が計画超の大幅増益となり、通期業績予想および配当予想を増額修正した。通期予想には再増額余地がありそうだ。株価は97年来高値圏となる1000円台に乗せた。指標面では依然として割安感が強い。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■17年11月期第2四半期累計が計画超で通期業績・配当予想を増額

 17年11月期第2四半期累計(12月~5月)の連結業績は、売上高が前年同期比2.1%増の322億91百万円で、営業利益が同30.5%増の22億25百万円、経常利益が同30.8%増の22億76百万円、そして純利益が同33.0%増の13億95百万円だった。

 計画に対して売上高は2億90百万円、営業利益は4億90百万円、経常利益は4億70百万円、純利益は2億90百万円、それぞれ上回った。国産針葉樹合板について、当初想定していた販売価格の下落が無く、緩やかな値上げ傾向で安定した相場が継続した。

 第2四半期累計の結果を受けて、7月13日に通期連結業績予想および配当予想を増額修正した。通期の連結業績予想は、売上高を16億円増額して16年11月期比1.0%増の656億円、営業利益を7億50百万円増額して同12.1%増の40億円、経常利益を6億50百万円増額して同9.1%増の40億50百万円、純利益を3億80百万円増額して同7.7%増の24億80百万円とした。減収減益予想から一転して増収増益予想となった。

 配当予想は第2四半期末1円50銭増額、期末1円50銭増額、合計3円増額して年間20円(第2四半期末10円、期末10円)とした。16年11月期の年間16円との比較では4円増配となる。

 修正後の通期連結業績予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高49.2%、営業利益55.6%、経常利益56.2%、純利益56.3%である。通期連結業績予想には再増額余地がありそうだ。

■株価は97年来の高値圏

 株価は97年来高値圏となる1000円台に乗せ、7月14日には1177円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。指標面では依然として割安感が強い。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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