川崎近海汽船がイオンとサッポロHDの大量輸送など好感し大幅続伸
- 2017/7/21 13:02
- 株式投資ニュース
■「大分~清水」トラック輸送と比較しコスト削減効果はイオン15%、サッポロ6%
川崎近海汽船<9179>(東2)は21日の前場、326円(11円高)まで上げて年初来の高値を更新し、出来高も急増し活況高となった。
2017年に大分~清水(大分県~静岡県)間の定期航路を開設しており、イオン<8267>(東1)とサッポロホールディングス<2501>(東1)が21日付で、大分港、清水港の海上ルートを使用してRORO船(貨物船)を利用した共同運航を7月24日から開始と発表し、好感されている。
イオンとサッポロHDの共同発表リリースによると、トラックによる陸上輸送と比較して大量輸送が可能となり、コスト削減効果はイオン約15%、サッポロ約6%になるという。
イオン側は福岡県内のトップバリュ生産工場から大分港、清水港の海上ルートを使用して、西関東RDC・北関東RDCへ商品を納品する。同時に、サッポロ側は静岡県内のサッポロ委託先工場より清水港、大分港の海上ルートを使用して、佐賀県内の物流センターへ商品を納品する。
川崎近海汽船の大分~清水航路は、「20時間で結ぶので、翌日着、貸切り3日目配送、市場3日目売りなど様々な幹線輸送の無人化に貢献できる」としている。(HC)