川崎近海汽船がイオンとサッポロHDの大量輸送など好感し大幅続伸

株式市場 銘柄

■「大分~清水」トラック輸送と比較しコスト削減効果はイオン15%、サッポロ6%

 川崎近海汽船<9179>(東2)は21日の前場、326円(11円高)まで上げて年初来の高値を更新し、出来高も急増し活況高となった。

 2017年に大分~清水(大分県~静岡県)間の定期航路を開設しており、イオン<8267>(東1)サッポロホールディングス<2501>(東1)が21日付で、大分港、清水港の海上ルートを使用してRORO船(貨物船)を利用した共同運航を7月24日から開始と発表し、好感されている。

 イオンとサッポロHDの共同発表リリースによると、トラックによる陸上輸送と比較して大量輸送が可能となり、コスト削減効果はイオン約15%、サッポロ約6%になるという。

 イオン側は福岡県内のトップバリュ生産工場から大分港、清水港の海上ルートを使用して、西関東RDC・北関東RDCへ商品を納品する。同時に、サッポロ側は静岡県内のサッポロ委託先工場より清水港、大分港の海上ルートを使用して、佐賀県内の物流センターへ商品を納品する。

 川崎近海汽船の大分~清水航路は、「20時間で結ぶので、翌日着、貸切り3日目配送、市場3日目売りなど様々な幹線輸送の無人化に貢献できる」としている。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■400ccクラスの定番「CB400スーパーフォア」もランクイン!  バイク王&カンパニー<337…
  2. ■特殊詐欺の新たな手口、国際電話や金融機関を装う詐欺が多発  トビラシステムズ<4441>(東証プ…
  3. ■玄米茶・緑茶・ほうじ茶の3種を揃えると大谷選手のバッティングシーンが完成  伊藤園<2593>(…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■関税不安の裏で進む金市場の静かな熱気  トランプ関税による世界同時不況懸念が強まり、金先物価格が…
  2. ■トランプ政権の暴走がもたらすリスク回避の波  こんな言い方をしたら今の若い市場参加者の方々にはイ…
  3. ■関税応酬が金融市場を直撃!パンデミック以来の暴落規模に  2025年4月4日、ニューヨーク株式市…
  4. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  5. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  6. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る