【業績でみる株価】TOKYO BASEは上場来高値更新の展開、18年2月期第1四半期大幅増益で通期も大幅増益予想

 国内ブランド特化型セレクトショップのSTUDIOUS業態、独自ブランドショップのUNITED TOKYO業態を展開しているTOKYO BASE<3415>(東1)の18年2月期第1四半期は大幅増収増益だった。通期も大幅増収増益予想である。株価は上場来高値更新の展開だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。

■18年2月期第1四半期大幅増収増益、通期も大幅増収増益予想

 7月14日発表した18年2月期第1四半期(3月~5月)の非連結業績は、売上高が前年同期比54.9%増の29億13百万円、営業利益が同2.1倍の4億52百万円、経常利益が同2.0倍の4億52百万円、純利益が同2.1倍の3億12百万円だった。

 新規出店も寄与して大幅増収増益だった。STUDIOUS業態では初の海外店舗を香港に出店し、UNITED TOKYO業態では横浜店、丸の内店を出店した。期末店舗数はSTUDIOUS業態29店舗(うちEC店舗が5店舗)で、UNITED TOKYO業態が12店舗(うちEC店舗が2店舗)となった。

 通期の非連結業績予想は、売上高が17年2月期比32.6%増の124億06百万円、営業利益が同36.1%増の17億57百万円、経常利益が同38.8%増の17億57百万円、純利益が同41.6%増の12億12百万円としている。新規出店効果などで大幅増収増益予想である。

 通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高23.5%、営業利益25.7%、経常利益25.7%、純利益25.7%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。

■株価は上場来高値更新の展開

 株価は上場来高値更新の展開となって7月21日には5430円まで上伸した。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る