クレスコは自律調整一巡して上値試す、18年3月期増収増益・連続増配予想

【アナリスト水田雅展の銘柄分析

 クレスコ<4674>(東1)はビジネス系ソフトウェア開発を主力として、カーエレクトロニクス関連などの組込型ソフトウェア開発も展開している。受注が高水準に推移して18年3月期増収増益・連続増配予想である。株価は5月の上場来高値から一旦反落したが、自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。なお8月7日に第1四半期決算発表を予定している。

■ビジネス系ソフトウェア開発が主力で組込型ソフトウェア開発も展開

 ビジネス系ソフトウェア開発(アプリケーション開発、基盤システム構築)事業を主力として、組込型ソフトウェア開発事業、その他事業(商品・製品販売)も展開している。

 中期成長に向けた重点施策として、コア事業(システム基盤、アプリケーション開発、組み込み)を組み合わせたビジネスの推進、デジタル変革をリードする先端技術(AI、Robotics、IoT)の研究・拡大、品質・生産性の徹底的追求、サービスビジネスの推進、グループシナジー強化およびM&A・アライアンスの推進、開発体制の拡充(ニアショア、オフショア、ビジネスパートナー)、積極的な情報発信(PR、IR)などを推進している。

 15年7月には「IBM Watsonエコシステムプログラム」の初期エコシステムパートナーに選定され、17年4月にはWatson導入を支援する新サービス「Minervae PoCKET(ミネルヴァポケット)」の販売を開始した。

■18年3月期増収増益・連続増配予想

 今期(18年3月期)連結業績予想(5月9日公表)は売上高が前期(17年3月期)比7.5%増の332億円、営業利益が同10.8%増の30億円、経常利益が同6.6%増の32億80百万円、純利益が同9.2%増の22億30百万円としている。配当予想は同3円増配の年間58円(第2四半期末29円、期末29円)としている。予想配当性向は29.5%となる。

 金融・保険分野を中心にシステム開発案件の受注が高水準に推移して増収増益・連続増配予想である。国内のIT投資需要は、クラウドやモバイル端末を活用したシステムへの移行、ITシステム基盤の統合・再構築、ビジネスプロセスの可視化・最適化、ビッグデータの分析と活用、仮想化技術の導入、ソーシャル・テクノロジーのビジネス活用などで高水準に推移する見込みだ。

■株価は自律調整一巡して上値試す

 株価は5月の上場来高値3935円から利益確定売りで一旦反落したが、7月19日の直近安値3310円から切り返しの動きを強めている。

 7月24日の終値3645円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS196円64銭で算出)は18~19倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間58円で算出)は1.6%近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS1224円66銭で算出)は3.0倍近辺である。時価総額は約437億円である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整一巡して上値を試す展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)

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