コメリが12%高で昨年来の高値、農業用品など充実し豪雨災害の復興需要に期待の見方も

株式市場 銘柄

■業績好調で第1四半期は売上高3%増加し純利益は13%増加

 コメリ<8218>(東1)は26日、朝方に12%高の3175円(341円高)まで上げて昨年来の高値を更新し、11時を過ぎても2015年8月以来の3000円台で推移している。東北に約200店、九州に約150店などと全国展開するホームセンターで、25日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)決算が堅調。また、金物・資材・建材、園芸・農業用品が充実しているため、東北や九州北部で発生した集中豪雨災害の復興需要に期待する様子もあるようだ。

 第1四半期は、電動工具や作業衣料などが堅調に推移したほか、野菜苗や草花苗等の植物を中心とした園芸用品、農業資材も堅調に推移。灯油は前年同期を大きく上回った。当四半期の売上高に当たる連結営業収益は前年同期比2.8%増加して939.3億円となり、純利益は同12.7%増加して46.7億円となった。3月通期の連結業績見通しは据え置き、連結営業収益は前期比6%増の3490億円、純利益は同1%増の111億円、1株利益は219円15銭。(HC)

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