綿半ホールディングスの今3月期第1四半期は13.8%増収、主力のスーパーセンター事業が好調推移

■18年3月期は売上高9.2%増、営業利益3.6%増を予想

 綿半ホールディングス<3199>(東1)は28日、18年3月期第1四半期連結業績を発表した。

 売上高は、前年同期比13.8%増の246億65百万円、営業利益は同1.0%減の4億20百万円、経常利益は同4.4%減の4億27百万円、四半期純利益は同33.8%減の2億43百万円だった。

 スーパーセンター事業では、37店舗を展開。特に16年11月に取得した株式会社綿半Jマートが大きく寄与し、全店売上高は前年同期比127.2%と大幅な増収になった。一方、既存店売上高は、スーパーセンター店舗を中心としたEDLP戦略が定着。順調に効果が表れていることに加え、ミックスマッチ(複数販売による割引)なども好評で、同102.7%と増収になった。また、利益面では、食品のロス率改善、商品の絞込みによる仕入原価の低減及び店舗オペレーションの効率化など、利益率の改善を図り、売上高は173億76百万円(同26.4%増)、営業利益は5億3百万円(同39.0%増)となった。

 建設事業では、収益面は減収減益だが、受注残は前年比33.6%増となり、受注及び工事進捗は計画どおり順調に推移している。売上高は60億79百万円(同11.3%減)、営業損失は53百万円(前年同四半期は1億34百万円の営業利益)となった。

 貿易事業では、新原料の市場への投入準備を積極的に進めるとともに、既存商品の収益確保に注力。また、貿易関連事業の再編成を行うなど、収益力向上に向けた体制整備を推進し、売上高は11億39百万円(同13.0%増)、営業利益は2億10百万円(同29.6%増)となった。

 今期連結業績予想(5月12日公表)は売上高が前期比9.2%増の1013億51百万円、営業利益が同3.6%増の20億39百万円、経常利益が同5.8%増の21億9百万円、純利益が同6.3%減の12億59百万円としている。配当予想は前期と同額の年間26円(期末一括)で、予想配当性向は20.4%となる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る