PALTEKはタイヤ空気圧モニタリングシステムの販売を開始

■LDLテクノロジー社と販売代理店契約を締結

 PALTEK<7587>(東2)は、タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)および車両向けセンサーネットワークのマーケットリーダーであるLDL Technology S.A.S.(フランス トゥールーズ)と販売代理店契約を締結した。これにより、PALTEKはTPMSを自動車メーカー、物流フリート会社およびバス会社などの事業会社に提供し、事業会社の安全な運行管理の実現に貢献していくとしている。

 タイヤの空気圧や熱を常時監視するセンサーの導入は世界的な潮流となっており、アメリカでは国内で販売される新車については2007年9月から完全義務化されている。また、欧州においては2012年に、韓国においては2013年に装着の義務化が決定された。今後、中国などでも義務化が検討されており、日本においても国土交通省や経済産業省などで検討が行われている。

 LDLテクノロジー社の提供するTPMSは、タイヤホイールに装着するホイールユニットセンサー(TPMS・熱送信センサー)、RCU(受信機)、モニターディスプレイ、TCU(通信機)で構成されており、それぞれの機器が完全にワイヤレス化されているのが特徴だ。また、自社製のTCUを多種多様なセンサーと接続させ、高品質なセンサーネットワークを構築することが可能である。

 PALTEKはTPMSを取り扱うことで車載分野での事業を推進するとともに、将来的にはTPMSを含めた多種多様なセンサーを組み込んだネットワークサービスを展開し、事業領域の拡大を目指す。

トラック・バス用TPMS
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