【新規上場(IPO)銘柄】ウェーブロックホールディングスは、サンゲツとの提携による効果大、通期業績予想を上方修正済み

株式市場 IPO 鐘

 ウェーブロックホールディングス<7940>(東2)は、4月10日に東京証券取引所市場第二部に再上場。同社グループは、同社および連結子会社13社、非連結子会社1社、関連会社1社の合計16社で構成されており、持株会社である同社の下、各事業会社において各種プラスチックと繊維、紙等を原材料とした複合素材の製造および販売を主たる業務としている。

 インテリア事業では、環境に配慮した生産設備と原材料を使用し、建築基準、防火壁装内装の制限等をクリアした各種壁紙を提供している。編織事業では、防虫網で培った技術を生かし、農業資材、建設資材、土木資材など、幅広い分野で事業を展開している。産業資材事業では、合成樹脂を使用して加工したシート、フィルムやその成型品を、建設仮設資材、農業資材、工業材料から食品包材、一般雑貨用として、多岐にわたる分野へ供給している。アドバンストテクノロジー事業では、特殊金属を蒸着した金属調加飾フィルムなど付加価値の高い製品をテープやシートに加工し、様々な樹脂製品として製造・販売しているほか、ポリカーボネート樹脂(PC)とアクリレート樹脂 (PMMA)を積層させたシートをスマートフォンやタブレット型パソコン等の電子機器部品用に製造・販売する等している。

 7月31日に発表済みの今18年3月期第1四半期業績実績は、売上高76億4900万円、営業利益7億4400万円、経常利益8億2400万円、純利益5億9800万円に着地。

 7月18日に今18年3月期業績予想を上方修正済みで、売上高は従来予想の280億円から281億円(前期比4.5%増)、営業利益は同14億円から16億5000万円(同21.3%増)、経常利益は同17億5000万円から19億9000万円(同17.3%増)、純利益は同12億5000万円から14億3000万円(同29.1%増)になる見通し。年間配当予想は、24円(第2四半期末12円、期末12円)を予定している。主力のインテリア事業では、資本業務提携先であるサンゲツの壁紙見本帳へのグループ製品の掲載点数が計画を上回り好調なほか、生産数量増加に伴う操業度向上や経費削減も奏功し利益を押し上げる。

 株価は、4月14日につけた上場来の安値619円を底に上昇。通期業績予想の上方修正を好感し、7月25日に上場来の高値1515円と買われた後、モミ合っている。サンゲツとの業務提携による効果は大きく、連続最高益更新見通しで、今期予想PER9倍台と割安感がある。9月末の第2四半期配当権利付きを前に配当利回り2.0%水準まで押す場面があれば、待ち伏せ買いを考えるところだろう。(株式評論家・信濃川)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  2. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  3. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  4. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…
  5. ■地銀・建設・リサイクル株が業績上方修正クラスターを形成  今週の当コラムは、内需ディフェンシブ株…
  6. ■「TACO」神話揺らぐ、内需関連が上場来高値圏  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みする…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る