【注目銘柄】M&Aキャピタルパートナーズは好業績評価して上値試す、17年9月期3Q累計の進捗率高水準で通期上振れの可能性
- 2017/8/14 15:55
- 注目銘柄
M&Aキャピタルパートナーズ<6080>(東1)に注目したい。事業承継案件に強みを持つ独立系のM&A仲介会社である。17年9月期は第3四半期累計の進捗率が高水準であり、通期予想は上振れの可能性が高いだろう。そして18年9月期も好業績が期待される。株価は高値圏モミ合いだが日柄調整一巡感を強めている。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。
■17年9月期予想は上振れの可能性
17年9月期第3四半期累計(10月~6月)の連結業績は売上高が66億44百万円、営業利益が30億74百万円、経常利益が30億31百万円、純利益が20億99百万円だった。17年9月期から連結決算に移行しているため
レコフとの経営統合も寄与して、コンサルタント数が順調に増加し、株式上場による信頼向上も寄与した。成約件数が過去最高の81件(単体が65%増の66件、レコフが15件)となり、大型案件13件(単体が11件、レコフが3件)も寄与して売上高、経常利益とも過去最高だった。
通期の連結業績予想(4月28日に増額修正)は売上高が77億77百万円、営業利益が31億68百万円、経常利益が31億10百万円、純利益が20億15百万円としている。成約件数の契約は100件(単体ベースの16年7月期実績は58件)としている。
通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が85.4%、営業利益が97.0%、経常利益が97.5%、純利益が104.1%と高水準である。利益は通期会社予想をほぼ達成している。通期会社予想は上振れの可能性が高いだろう。そして18年9月期も好業績が期待される。
■株価は高値圏での日柄調整一巡感、好業績を評価して上値試す
株価は高値圏5000円近辺でモミ合う形だが日柄調整一巡感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインの形だ。好業績を評価して6月23日の上場来高値6000円を試す展開が期待される。(MM)