メディカル・データ・ビジョンの今期第2四半期は、大幅増収増益で黒字転換

■大規模診療データベースは、17年6月末現在で、実患者数1871万人となる

 医療分野のビッグデータ関連ビジネスを展開するメディカル・データ・ビジョン<3902>(東1)の今期第2四半期は、大幅増収増益で黒字転換となった。

 医療関連業界では、ビッグデータの活用が注目されているが、同社が保有する大規模診療データベースは、17年6月末現在で、実患者数が全日本国民の7人に1人に相当する1871万人(前期末1723万人)となっている。

 同社は、医療機関向けのパッケージ販売を主としたデータネットワークサービスでは、DPC分析ベンチマークシステム「EVE」の導入数が799病院(同791病院)となった。病院向け経営支援システム「Medical Code」の導入数は239病院(同224病院)となった。

 また、製薬会社向けのデータ利活用サービスでは、診療データ分析ツール「MDV analyzer」の利用者数は13社(同13社)となった。

 その結果、17年12月期第2四半期連結業績は、売上高13億33百万円(前年同期比28.6%増)、営業利益1億44百万円(前年同期△07百万円)、経常利益1億42百万円(同△08百万円)、純利益85百万円(同△09百万円)と大幅増収増益で黒字転換。

 今期より投資回収フェーズに入っていることもあり、収益の改善が歴然となっている。

 今通期連結業績予想は、売上高36億円(前期比36.8%増)、営業利益5億42百万円(同25.9%増)、経常利益5億40百万円(同29.9%増)、純利益3億11百万円(同74.9%増)を見込んでいる。

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